国語言葉の意味

「幾ら何でも」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

「幾ら何でも」の使い方・例文

「幾ら何でも」の使い方について例文を挙げて解説していきます。この言葉は、たとえば以下のように用いられますよ。

1.いくらなんでもイギリスとメキシコの外交はできないよ、僕はスペイン語も話せないんだ。

2.お母さんなのに子供を預けて土日も休まないなんていくらなんでも働きすぎだ。よく話を聞くと不定休でサービス残業も多いそうじゃないか。たくさん働けばいいってもんじゃないよ。

3.戦闘ミサイルと小銃、装甲車を所有したいだなんていくらなんでも無謀だよ。

4.いくらなんでも無料の自動翻訳のレベルで回答するのは失礼だよ。いくら手軽だからって日本語で書かれた内容にも疑問を抱く大まかなものじゃないか。

例文1からは無理難題を押し付けられて困っている様子が伝わってきますし、例文2からはシングルマザーの苦労が伺えます。また、例文3からは戦闘機マニアであることが読み取れますよ。

「幾ら何でも」の類義語は?違いは?

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「幾ら何でも」と似たような意味をもつ言葉をご紹介します。さっそく見ていきましょう。

その1「まさか」

「まさか」は「まさかの時のために遺言を書いた」「まさかの場合に備えて財産は分割してある」などのように「まさかの□□」の形で名詞にかかる修飾語として用いられ、実現の可能性の低い非常の状態を表しますしばしば好ましくない非常事態を想定している暗示がありますが、事態の存在そのものを疑うニュアンスがありますよ。この「まさか」は「まんいち」や「もしも」に似ていますが、「まんいち」は極端な事態を想定する様子を表し、切迫感の暗示が強いですし、「もしも」はしばしば人命にかかわる非常事態である暗示があります

したがって「まさかの時の覚悟はできています」「夫にまさかのことがあったらどうしよう」は誤用となり、正しくは「万一の時の覚悟はできています」「夫にもしものことがあったらどうしよう」となりますよ。なお「幾ら何でも」との違いは、「まさか」は実現の可能性の低い非常の状態を表す表現だという点です。

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