その2「首をひねる」
「首をひねる」は自分には理解できないことに直面し考え込む様子や、あることが納得できずに不満をもつ様子を表す言葉です。「首を傾げる」とよく似た場面で使われている言葉となっていますが、より悩んでいるニュアンスが強くなっています。
こうしたニュアンスの違いに注意して使い分けていきましょう。また「首をひねる」は単に首を捻挫したときにも使われる言葉です。こちらは文脈から読み取っていきましょう。
その3「訝る(いぶかる)」
「訝る」はあることが何か変だと思い、疑わしく思ったり不審がる様子を表しています。こちらも「首を傾げる」とほとんど同じ意味をもった類義語です。しかしこちらは古めかしい表現のため、「首を傾げる」よりも使用される頻度が少なくなっています。
その他「訝った(いぶかった)」・「訝しむ(いぶかしむ)」などと活用されることも。こちらもあわせて覚えておきましょう。
「首を傾げる」の対義語は?
つづいて「首を傾げる」の対義語についても確認していきましょう。「首を傾げる」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。
「合点(がてん)がいく」
「合点がいく」はあることがよく理解できる、納得できることを表した言葉です。「首を傾げる」はあることを疑問に思う・不審に思うことを表した単語でしたが、それに対してこちらはそうした疑問がスッキリ解消され、納得がいったことを伝える単語となっています。
その1「look doubtful」
「look doubtful」は疑わしく見えるという意味になり、「首を傾げる」の疑問に思っている様子を表現することができます。こちらは「首を傾げる」と違い、首を傾けている仕草の意味は無くなっているため注意が必要です。こうしたニュアンスの違いに注意して使用していきましょう。
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