「首を傾げる」の使い方・例文
「首を傾げる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.書類は確かにデスクの上に置いておいたはずなのに、見当たらず首を傾げる。
2.彼は私の説明に疑問を感じたのか、首を傾げて見せた。
3.一般常識の中には、思わず首を傾げたくなるような馬鹿馬鹿しいものがある。
「首を傾げる」は例文のように、なにか疑問や不審に思うことがあり、首が傾く様子を表して使います。確かに置いておいたはずの物が無くなっており、そんなはずないのにと、どこか不審に思う。相手からの説明に納得がいかず、首を軽く傾けて疑念がある雰囲気を見せる。
通例、正しいこととされている事が、本当は間違っているのではないかと主張する。「首を傾げる」はこうしたシチュエーションでの様子を表現しています。「首を傾げる」を実際に使う際は、こうしたニュアンスに注意して使っていくようにしていきましょう。
「首を傾げる」の類義語は?違いは?
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続いて「首を傾げる」と関連した類義語・違いについて確認していきましょう。よく似た表現との違いを確認することで、「首を傾げる」という言葉の意味をより深く理解することができます。
その1「小首を傾げる」
「小首を傾げる」は前述の通り「首を傾げる」とほとんど同じ意味で使われている類義語です。疑問に思う・不審に思う様子を表す点はまったく同じですが、「小首を傾げる」は首を傾けて思案をめぐらせる様子を表すことも。「小首を傾げる」を使う際は、こちらのニュアンスに注意して使い分けていきましょう。
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