
端的に言えば気が立つの意味は「いらだつ」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
現役のオンライン塾講師でライターのななを呼んです。一緒に「気が立つ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/なな
現役のオンライン塾講師であり、現在はライターとしても活動している。作文の添削をする際にひたすら辞書を引いた経験から、正しい日本語について常に考えるようになった。日本語の奥深さを伝えたいという熱い思いをもっている。
「気が立つ」の意味は?
「気が立つ」には、次のような意味があります。
心がいらだつ。興奮する。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「気が立つ」
「気が立つ」とは、「いらいらしている」や「いらだちで興奮している」という意味です。「気」が「立つ」と、どうして「いらだつ」という意味になるのでしょうか?ここでの「立つ」の意味も国語辞典で確認してみましょう。
何かの作用や刺激による変化・変動に伴い、何ものかが積極的な状態に在ることが認められる。
出典:新明解国語辞典 第六版(三省堂)「立つ」
「立つ」にはさまざまな意味がありますが、そのひとつに「何かの刺激によって積極的な状態になっている」という意味があります。ここでは嫌なことや不安なことが刺激となって、気持ちが高ぶっている状態を「立つ」と表現しているのですね。
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