「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の使い方・例文
「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
1.ともこの文才は飛びぬけているので、瑠璃も玻璃も照らせば光るというように、瞬く間に有名な作家になるだろう。
2.健太は非常に賢いので、瑠璃も玻璃も照らせば光るで普通に過ごしていても目立ってしまう。
3.なつなは元々運動能力が高いので、大会に出場さえしてしまえば瑠璃も玻璃も照らせば光るように実力を発揮して大活躍するはずだ。
例文のように、「瑠璃も玻璃も照らせば光る」はすぐれた素質や才能をもつものはどこにいても目立つということをたとえたことわざです。どこにいても目立ってしまうほど人並外れた能力や才能を表現したいときに使うことができます。例文1、2のように文学や勉強の才能を表したいときや、例文3のように身体能力について表したいときに特に使いやすいでしょう。
また例文3では、「すぐれた才能がどこにいても目立つ」というよりも、「優秀なものは機会さえあれば実力を発揮する」という意味で使用しています。文脈に合わせて使い分けていきましょう。
「紅は園生に植えても隠れなし」
「紅は園生に植えても隠れなし」(くれないはそのうにうえてもかくれなし)はすぐれたものはどこにいても人目に立つという意味のことわざです。「紅」は紅花(べにばな)、「園生」は花などを植える園のことであり、紅花は草の生い茂る庭園の中でもひときわ目立つことからこのような意味になりました。
「瑠璃も玻璃も照らせば光る」と同義ですが、こちらは「すぐれたものは機会があれば実力を発揮する」という意味はないため「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の方が少し応用の利くことわざだと言えるでしょう。
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