国語言葉の意味

【ことわざ】「目から鱗が落ちる」の意味や使い方は?例文や類語を文学部卒現役ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「目から鱗が落ちる」について解説する。

端的に言えば目から鱗が落ちるの意味は「あることがきっかけになり物事の実態が分かるようになる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

高校で国語教師をしていた経歴を持つ、現役ライターのhiyoriを呼んだ。一緒に「目から鱗が落ちる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/hiyori

大学で近現代日本文学を専攻し、その知識を活かして国語教師として教壇に立っていた経歴を持つ。現在はライターとして様々な情報を発信している。難しい言葉もわかりやすい言葉で解説していく。

「目から鱗が落ちる」の意味や語源・使い方まとめ

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みなさんは「目から鱗が落ちる」ということわざをご存知でしょうか?いろはかるたでも馴染みのある上に日常的に使われることも多いことわざなので、使ったことがある、聞いたことがあるという人も多いでしょう。しかし、意外と詳しい意味や由来をしらないという人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな「目から鱗が落ちる」について解説していきたいと思います。

それでは早速「目から鱗が落ちる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「目から鱗が落ちる」の意味は?

「目から鱗が落ちる」には、次のような意味があります。

あることがきっかけとなって、迷いからさめたり、物事の実態がわかるようになる。
出典:大辞林 第3版(三省堂)

「目から鱗が落ちる」は「めからうろこがおちる」と読むことわざです。実際に目から魚の鱗が落ちるという意味ではありません。まるで魚の鱗が目に貼り付いてしまったかのような物事の実態が見えない曇った状態が、あるきっかけにより曇りが取れて物事の見方が変わったり、新しいことを知ったり、理解することができたりするようになるということを表す言葉です。 
この言葉は、何か新しいことを発見したときや、大きな気づきを得てびっくりしたようなときに使われます。びっくりすると言っても、故意に誰かに驚かされたなどの場合ではなく、新しく発見した事象に対して自分でも驚いたというニュアンスが含まれることを覚えておいてください。
「目から鱗が落ちる」は、省略して「目から鱗」と使用する場合もあります。また、「目から鱗が取れる」という言い回しを見ることがありますが、これは間違った用例なので注意が必要です。

「目から鱗が落ちる」の語源は?

次に「目から鱗が落ちる」の語源を確認しておきましょう。

このことわざは、『新約聖書』第9章18節の下記の一節である「たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。」が由来です。この『新約聖書』では、キリスト教の信者を牢獄に入れて迫害をしたサウロという人間がキリストにより目が見えなくなってしまいます。しかし、その後サウロはキリストの言葉を聞いて回心その際するのですが、その際に「目から鱗のような物が落ちて視界がハッキリした」という表現がされており、ここから「目から鱗が落ちる」が成り立ったと考えられているのです。

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