
「胸が躍る」の使い方・例文
「胸が躍る」の使い方について例文を挙げて解説していきます。この言葉は、たとえば以下のように用いられますよ。
1.盆踊りで片思いの相手に会い嬉しくてひとりでにむねが躍った。感情がリアクションに出ていたようで舞踏運営者から声をかけられた。
2.気になる相手のアカウントを探してコメントにツイートしたらむねが躍るような出来事が起きた。向こうの気持ちを確かめたくて反応を待ったら、小躍りしたくなるような内容が返ってきた。
3.管理人から能力検定に受かったと聞いてむねが躍り、緊張が解けてダンスグループスクールの受付でジャンプしてしまった。
例文1からは思いもよらない出会いに喜んでいる様子が伝わってきますし、例文2からは素敵な恋の予感がしますね。例文3からは試験に合格したことがよほど嬉しかったことが読み取れます。
その1「狂おしい」
「狂おしい」は「別れた恋人のことを考えると、彼はくるおしい思いに駆られた」「彼女は愛児の死にくるおしい泣き声をあげた」などのように今にも気が狂いそうな様子を表しますよ。
じっとしていられない取り乱した心理を表す表現として用いられることが多いですが、「彼女は夫の遺体にくるおしくとりすがった」のように動作を修飾する場合や、「ハードロックのくるおしいリズムで踊る」のようにじっとしていられない心理を引き起こすようなという意味で、名詞にかかる修飾語として用いられることもあります。また、「狂おしい」は精神的に正常である人が一時的に取り乱している心理を表す語であって、もともと精神に異常をきたしている人の心理については用いません。ちなみに「胸が躍る」との違いは、「狂おしい」はじっとしていられない心理を引き起こすようなという意味で用いられる点です。
\次のページで「その2「物狂おしい」」を解説!/