
端的に言えば「肝を消す」の意味は「心配・配慮などで落ち着かぬ気分になる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んです。一緒に「肝を消す」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「肝を消す」の意味は?
「肝を消す」には、次のような意味があります。
1 「肝を潰(つぶ)す」に同じ。
「―・して周章(あわ)てて逃出そうとすると」〈魯庵・破垣〉
2 苦心する。心を尽くす。
「心をくだき、―・しけるところに」〈太平記・一一〉
出典:コトバンク
「肝を消す」は危険を感じてぞっとする、ひやっとするという意味の慣用句です。
「肝を消す」の語源は?
次に「肝を消す」の語源を確認しておきましょう。それでは「肝」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「肝」は体を表す「月」とおおもとの意味の音を示す「干」とを合わせた字。体のおおもとであるところ、つまり「肝」「肝臓」を表します。
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