
1.島井投手は当初は無名だったが、甲子園で次々と強豪校相手に圧巻の投球を見せたことで、日本中ににその名を馳せた。
2.織田信長は、桶狭間の戦いで今川義元を打ち破ったことで、天下にその名を馳せた。
3.松本被告は、日本史上最悪の殺人事件の犯人としてその名を馳せている。
例文1では、「島井投手が日本中でその名を知られることになった」という文脈で「名を馳せる」が使用されています。「~にその名を馳せる」という形で、「~中で有名になる」という意味を表すために使用されることが多いです。
例文2では、「織田信長の名が日本中に知られることになった」という文脈で「名を馳せる」が使用されています。こちらは例文1と同じように、「~にその名を馳せる」という形で、「~中で有名になる」という意味を表す文ですね。
例文3では、「日本史上最悪の殺人事件の犯人として有名である」という文脈で「名を馳せる」が使用されています。「有名である」という言葉の言いかえに、「名を馳せる」を使用することは可能です。その場合は「その名を馳せている」という形になることが多いですね。
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「名を馳せる」の類義語は?

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続いて、「名を馳せる」の類義語を確認していきましょう。「名を馳せる」の類義語は「名を轟かす」「名を揚げる」「名を成す」「名が売れる」です。意味などを確認し、「名を馳せる」と比較してみてください。
「名を轟かす」:広く世間にその名が知られるようになる
「名を轟かす(とどろかす)」は「広く世間にその名が知られるようになる」という意味の慣用句です。意味やニュアンスは「名を馳せる」と同じですね。「轟かす」は「大きく鳴り響かせる」という意味の単語です。つまり、「名前を大きく鳴り響かせる」→「広く世間にその名が知られるようになる」といことですね。
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