
端的に言えば快刀乱麻を断つの意味は「鮮やかに解決する」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
絵本から専門書までを読み漁る本の虫、シクロを呼んです。一緒に「快刀乱麻を断つ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/シクロ
絵本から専門書まで読み漁る本の虫。
推理小説の解決シーンを読んだり、一見難解な数学や物理の式を分かりやすく解説している本に出合った時、まさに快刀乱麻を断つが如くと感動する日々。
「快刀乱麻を断つ」の意味や語源・使い方まとめ

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快刀乱麻を断つという言葉、皆さんはどのようなイメージを持っていますか。日常で中々使わないかもしれませんが、字面や響きも伊達なこの言葉を使いこなせると、一目置かれること間違いないですよ。
それでは早速「快刀乱麻を断つ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「快刀乱麻を断つ」の意味は?
「快刀乱麻を断つ」には、次のような意味があります。
1.もつれた問題などを鮮やかに処理し解決するたとえ
出典:用例でわかることわざ辞典(学研)「快刀、乱麻を断つ」
まず、「快刀乱麻を断つ」は「かいとうらんまをたつ」と読みます。快刀は切れ味の良い刀のこと。そして乱麻はもつれた麻糸のことを指します。ここから、もつれた麻糸を断ち切る快刀のように、複雑な問題を鮮やかに解決することを指すようになりました。
メディアにおいては「悩みをスパっと解決!」というような言葉をよく耳にすることと思います。この「スパっと」の部分には快刀乱麻を断つを擬音語として表現しているのでしょう。このように言葉の表現の裏に垣間見えるものを想像するのも楽しいですね。
「快刀乱麻を断つ」の使い方・例文
「快刀乱麻を断つ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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