
「堅」の使い方・例文
「堅」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.この壁だけ妙に堅い
2.堅い意志をもちダイエットをする
3.資格を取得するための受験勉強がうまくいけば、今後の成功は堅い
4.内閣から手に入れた資料の情報は信頼性が堅い
1つ目の例文では物の強度を表す際に使われる堅いです。2つ目は目的を果たそうとする意志の強さを表します。3つ目はしっかりしていて安心できるというような意味合いです。4つ目は信頼できる確実なものということを表しています。4つに共通しているキーワードは、強さや丈夫さが安定しているので簡単には変化することのない様子を表している状態ということです。
「堅」の類義語は?違いは?

端的にいえば「しっかりしている」という意味の「堅」。その類義語として挙げられるのは「固」と「硬」という言葉です。「堅」と同じ「かた(い)」と読みます。読み方が同じであるだけでなく、意味合いもとても似ていてやっかいです。ただ、ポイントさえわかれば使い分けは、難しくはないでしょう。では早速見ていきます。
その1「固」
「固」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。音読みでは「コ」訓読みでは「堅」と同じく「かた(い)」と読みます。画数は8画で、部首はくにがまえです。小学4年生で習うこともあり「かたい」というとこの漢字を真っ先に浮かべる方が多いのではないでしょうか。
「固」という漢字には柔らかみがなく、変化させることが難しい。というような意味があります。物の強度を表したり、絆や気持ちの強さ、体の状態を表すことが可能です。この説明だけだと「堅」との違いが分かりづらいでしょう。ただ、対義語を見ると「堅」を使うか「固」を使うかが分かります。「固(い)」の対義語は「緩(い)」です。「緩」にはゆとりがある。ゆったりしている。などの意味があります。
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