端的に言えば宥めすかすの意味は「機嫌をとること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
日本語が好きで日本文学科を卒業したハルを呼んです。一緒に「宥めすかす」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/ハル
日本語が大好きで日本文学科を卒業。現在は子供が言葉を覚えていく様子を見ながら日本語の奥深さを実感中。多くの人にそのよいところを紹介したいとの思いを込めて丁寧に解説する。
「宥めすかす」の意味や語源・使い方まとめ
「宥めすかす」という言葉をご存知ですか。何と読むのかわからない方もあるかもしれませんね。どんな意味を持つ言葉でしょうか。それでは早速「宥めすかす」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「宥めすかす」の意味は?
まず初めに、国語辞典で「宥めすかす」の意味を確認してみましょう。「宥めすかす」には、次のような意味があります。
機嫌をとって、相手の気持ちをやわらげる。また、相手の心をやわらげて、こちらの都合のいいようにしむける。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「宥めすかす」
「宥めすかす」は「なだめすかす」と読みます。全部漢字で書くと「宥め賺す」と書きますよ。優しい言葉などで、相手を慰めたり機嫌をとったりすることを表す言葉です。穏やかに促して、自分の都合のいいように仕向けることを表しているのですよ。
「宥めすかす」の語源は?
次に「宥めすかす」の語源を確認しておきましょう。
「宥」という漢字は、「なだめる」「ゆるす」「大目に見る」といった意味を持っています。「宥める」は「物事が荒立たないように、怒っている人、くやしがっている人などをたしなめたり慰めたりする」ことを意味する言葉です。穏やかに済むようにとりなすことを表すのですね。一方「賺」という漢字は、「すかす」「だます」「機嫌をとる」といった意味を持っています。「賺す」は「機嫌をとって、こちらの言うことを聞き入れるようにさせる」という意味と共に、「言いくるめてだます」「相手をうまくその気にさせる、おだてる」という意味も持っているのです。この二つの言葉を合わせて機嫌をとる意味を強調し、また相手を穏やかに慰めつつうまく言いくるめてその気にさせて、こちらの思ったように動いてもらうようにするという意味の言葉となったのですね。
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