
「頼みの綱」の使い方・例文
「頼みの綱」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.ビジネスシーンで頼みの綱、自分にとっての奥の手、いわば最後の手段を使った。
2.アメリカで一人で生きる彼女にとって、頼れる誰かが多くいる、頼みの綱があるいうのは、希望のより所だ。
3.野球でチャンスが到来した時の切り札として、お前がとっておきの頼みの綱、最終兵器だ。
それでは、それぞれの例文について、解説していきます。
例文1は、「頼みの綱」をビジネスの場において、頼りになる物という意味合いで使った文章。例文2は、頼れる人を「頼みの綱」にたとえて表現しています。
例文3も、「頼みの綱」の綱を人にたとえて用いた文章表現です。「頼みの綱」は、どちらかというと物よりも人にたとえて使うほうが多く見られます。
「頼みの綱」の類義語は?違いは?

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次に、「頼みの綱」の類義語(類語)について、見ていきましょう。
類義語として、たとえが「人」だと、頼り、ツテ、よりどころ、アテ、コネ、手づるなど。「物」だと、切り札、決め手、奥の手、秘密兵器、伝家の宝刀、最終兵器、最終手段、リーサルウェポン、隠し球、とっておきなどがあります。
その1「よりどころ」
「よりどころ」は、漢字で書くと、拠り所(拠り処)です。意味は、頼みとするところや支えてくれるもの、物事が成り立つもとや根拠など。
例えば、心の拠り所、生活のよりどころ、判断のよりどころといった使い方をします。「頼みの綱」と比べると、鬼気迫る様子や切迫感などはやや薄いかもしれません。
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