「さにあらず」
「あらず」と、動詞「あり」に打消の助動詞「ず」が後続する否定の表現で、「そうではない」「そうではなく」という意味で用いられます。例文は以下の通りです。「彼女をのハートを射止めるのはAだと思っていたがさにあらず、恋を実らせたのはBだった。」このように使います。「さもあらん」や「さもありなん」と同様、古めかしい表現ではありますが、小説の地の文や新聞のコラムなどの文章ではまだまだ現役で使われているようです。
「さもあらん」を使いこなそう
この記事では「さもあらん」の意味・使い方・類語などを説明しました。「さもあらん」は、「そのようである」という意味の副詞「さも」に動詞「あり」、そして推量の助動詞「む」が接続した形式で「もっともだ」だとか「きっとそうだろう」というような当然そうだろうという意味を持った表現であることがわかりました。
古語由来の言葉は、普段使わない人が多いでしょうから、敬遠してしまうことがあるかもしれませんが、聞き手として、相手が使った時に即座にその意味を理解するという意味でも、そして自身の表現の幅を広げるという意味でも理解して使えるようになることに意義があると言えるでしょう。豊かな言語生活のためにも「さもあらん」のような表現に親しみを持っていくことをご提案します。