「やってのける」の使い方・例文
「やってのける」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.大谷選手は、メジャーリーグでも投手と野手の二刀流をやってのけている。
2.彼女は、世界最年少でのエベレスト登頂成功という偉業をやってのけた。
3.山岡さんは幼いころから英語などの外国語が堪能で、高校生の頃に世界一周をやってのけている。
4.23時59分提出締め切りのレポートに23時に気づいたが、何とか1時間でやってのけた。
例文1は、大谷翔平選手についてです。日本のプロ野球でも投手と野手の二刀流はすごいのに、それをメジャーリーグでも見事にやっていますからね。このように「とてもすごいこと」をすることに対して、「やってのける」は使用されます。
例文2は、「世界最年少でのエベレスト最年少登頂成功という偉業を達成した。すごい!」という文脈で「やってのける」が使用されていますね。こちらも「とてもすごいこと」ですよね。
例文3は、「高校生の頃に世界一周を達成した。すごい!」という文脈で「やってのける」が使用されています。高校生での世界一周、「とてもすごいこと」ですよね。
例文4は、「レポートを何とか1時間で書き終えた」という文脈で「やってのける」が使用されています。例文1~3までは、客観的に見てもすごいこと、困難なことでしたが、自分から見てすごいと思うこと、困難に思うことにももちろん使用できます。
「果たす」
まず、「果たす」には4つの意味があります。「1.物事を成し遂げる」「2.その立場としての仕事をみごとにやってのける」「3.命を終わらせる、殺す」「4.すっかり…する、すっかり…してしまう」という意味です。このうち、1番目と2番目の意味は「やってのける」の類義語となります。
1番の意味の場合は、難しい物事を成し遂げた場合に、「やってのける」と同じ意味になりますね。例文で、「やってのける」の類義語として使われている例を見てみましょう。
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