国語言葉の意味

「行きずり」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説!

その2「運命のいたずら」

「運命のいたずら」は、漢字で、運命の悪戯、と書きます。意味は、人知の及ばないものに弄ばれているかのような、奇妙な組み合わせのこと。

「偶然という運命のいたずら」「運命のいたずらで仲を引き裂かれた」「運命のいたずらとしか言いようのない偶然」「運命のいたずらのせい」といった使い方をします。

ちなみに人知は、人智とも書き、意味は、人間の知恵、人間の知能のことです。例えば、「人智を超えた」という表現が使われます。

その3「その場しのぎ」

「その場しのぎ」は、其の場凌ぎ、と漢字ではこう表現します。意味は、あとのことを考えずにその場だけとりつくろう態度や口実など。一時しのぎ、その場逃れも同じ意味です。

つまり、仮でとりあえずその場をおさめたり、ひとまず形だけでも間に合わせたりといった意味。「糊塗」(こと)という糊を塗るという言葉も同義語です。

 

「行きずり」の対義語は?

続いて、「行きずり」の対義語(反対語)について。

対義語として考えられるのは、念入り、そつがない、注意深い、こまやか、懇切、入念、丹念、細やかなど。

いくつかの対義語について、解説します。

その1「入念」

「入念」の意味は、細かいところまで行き届いていて丁寧なことやその様子など。漢字を入れ替えた表現である「念入り」も同じ意味です。

例えば、「入念に調査する」といった使い方をします。この類義語として、丁寧、丹念、周到、克明など。いずれも「行きずり」とほぼ反対の意味を持つ言葉です。

その2「そつがない」

「そつがない」とは、手抜かりがない、無駄がない、手落ちがない、そつないといった意味。言葉と行動いずれにも使われます。「彼には何をさせてもそつが無く、簡単にこなす」といった使い方が一般的です。

永井荷風が『腕くらべ』という作品で、「土地の老妓を呼集めてよろしく頼むぜと云ったやうなソツのない仕方」という一文が出てきます。

「行きずり」の英訳は?

image by iStockphoto

さらに、「行きずり」について、英訳も見ておきましょう。

「行きずり」を英語にそのまま翻訳すると、passingcasual など。その他にもいくつかの英語表現があります。

\次のページで「「casual」」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: