理科生物生物の分類・進化

「生物の進化」に”証拠”ってあるの?5つの証拠について現役講師が解説します

『生物の進化』の証拠

化石

まず、生物の進化の証拠として真っ先に挙げられるのが、化石の存在です。

化石は、古代の生物の死骸や身体の一部、またはその痕跡が古い地層の中から掘り出されたもの。現在は地球上にいなくなってしまった生物の存在は、化石によって確認されました。

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我々は、この時代に生息している生物しかこの目で確認することができない。昔の研究者が残した標本や記録もあるが、有史以前の生物の存在は、化石によってしか知ることができないな。

化石は、ただ単にその生物の存在を示すだけのものではありません。掘り出された地層を調べることで、「どれくらい昔に生息していたのか」「どういった環境に生息していたのか」といった情報も得ることができます。

数々の恐竜やアンモナイト、三葉虫などの絶滅した生物の存在が化石によって示唆されるようになると、現在生きている生物とそれらの生物の間にどんな関係があるのかが研究されるようになりました。

image by iStockphoto

生物が進化によって多様化しているのであれば、今現在私たちがみることのできる生物と、古代に絶滅した生物の間にも、何らかの関係があると考えられます。

実際に、骨格や生存時の痕跡から推測される生態などを比較すると、似た特徴をもった生物がいることや、地質時代の変化に伴って生物の特徴が変化していることなどが確認されるのです。

私たち人間が存在しない時代にも生物がいたこと。それらの生物間や、現在の生物との間に”つながり”や”関係”が推察されること…これらが、『生物が進化してきた』ことの証拠の一つと考えられています。

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生物の化石や、絶滅した古代の生物の研究が行われるのは、古生物学という分野だ。生物学と地質学の間にあるような学問だな。

化石は堆積した地層の中に埋まっているものだから、昔は採掘も難しかった。車や各種機械の発明で土地開発が進んだり、発掘した化石の年代測定を行う方法が研究されたことで、近代に急速に発展した分野なんだ。

生きた化石

化石が、現在と過去の生物をつなぐ重要な証拠として研究されるようになってからしばらくすると、いわゆる「生きた化石(生きている化石)」とよばれるような生物たちの存在が認められるようになりました。

現在地球上に生息している生き物でありながら、化石として見つかる生物とよく似ていたり、その姿がほとんど変わっていないようなものを指します。

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具体的にはどんな生物がいるんだ?

例えば、動物ではシーラカンスカブトガニオウムガイムカシトカゲなどが有名ですね。

植物ではイチョウが「生きた化石」としてよく知られています。

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yu_onozuka