国語言葉の意味

【慣用句】「胸に一物」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

その2「下心」

「下心」は表面上は見せない、悪いたくらみを心にもっていることを意味しています。もともとは単に心の奥底・本心で思っていることという意味をもっていました。しかし最近ではそうした心の奥底に、悪いたくらみや、やましい考えをもっている場面でよく使われています。

「胸に一物」と非常によく似た内容となっていますが、こちらは男女関係で、男性が女性にやましい心をもって接する場面で使われることが多くなっています。「胸に一物」とは使用する場面・ニュアンスに少し違いがあるため、注意して使い分けていきましょう。

その3「綿裏包針(めんりほうしん)」

「綿裏包針」とは表向きは穏やかを装っているけども、裏表が激しく内心に悪意を隠しもっているという意味です。こちらは人の性格を表現する四字熟語として使われており、良い人だと思っていた人物が実際は良い人を演じているだけだったという場面で使われます。

「胸に一物」の対義語は?

つづいて「胸に一物」の対義語についても確認していきましょう。「胸に一物」には明確に対義語とされている語はありません。しかしその意味から連想してみると次の単語が思い浮かびます。

「あけすけ」

「あけすけ」とは、自分の考えや感情を隠さず、遠慮なしに伝えることです。「あけすけに話す」や「あけすけな性格」といった形で使われることが多く、言葉や態度に隠すところがなく正直であることを表しています。

「あけすけ」という単語は、良い意味でも悪い意味でも使われるという点に注意しましょう。良い意味では正直であることを意味しますが、悪い意味では配慮がなく露骨すぎるといった意味合いがあります。どちらの意味で使われているかは文脈から判断する必要があるため、都度注意していきましょう。

「胸に一物」の英訳は?

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つづいて「胸に一物」の英語訳についても確認していきましょう。

「Have an ax to grind」

「Have an ax to grind」は、直訳すると「研ぐべき斧をもっている」ですが、こちらは日本語の「下心がある」や「胸に一物」と似た意味をもった英熟語になります。

なにか心の内に悪いものを隠しもっている、といった場面を表現でき、ちょうど「胸に一物」と同じように使うことができますよ。こちらも覚えておきましょう。

\次のページで「「胸に一物」を使いこなそう」を解説!/

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