国語言葉の意味

勝る?劣る?どっちなの!?「勝るとも劣らない」の意味や類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

「引けを取らない」:負けていない、劣っていない

「引けを取らない」は「負けていない」「劣っていない」という意味の慣用句です。あるものとほかの何かを比較する際に、あるものが何かより勝っているか、もしくはあるものが何かと同等であることを表します。つまり、「勝るとも劣らない」と同じ意味・ニュアンスを表す表現です。そして、「勝るとも劣らない」と同様に、程度に大差がある場合は使用されません。あくまで程度が勝っていてもわずかな差であることが前提です。

AとBを比較して、AがBに負けていないことを表したい場合は、「(Aは)B引けを取らない」という形で使用されます。

「匹敵」:同程度の能力・価値

「匹敵(ひってき)」は「比較した場合に同程度の能力や価値を持つこと」という意味のことばです。AとBを比較して、AがBと同程度であることを述べたい場合は、「(Aは)B匹敵する」という形になります。

「勝るとも劣らない」との違いは、「同等」という意味はありますが、「同等以上」という意味はないことですね。

「互角」:双方に優劣の差なし

「互角(ごかく)」は「双方に優劣の差がないこと」という意味の言葉です。AとBを比較して、AがBと同程度であることを述べたい場合は、「(Aは)B互角だ」という形になります。基本的な意味やニュアンスは「匹敵」と同じですが、用いられるときの形が少し違いますね。

「勝るとも劣らない」との違いは、「同等」という意味はありますが、「同等以上」という意味はないことです。

「勝るとも劣らない」の英語表現は?

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「勝るとも劣らない」の英語表現は注意が必要です。英語で「勝るとも劣らない」をそのまま表せる言葉はありません。よって、「同等」か「同等以上」かに分けて英訳表現を考える必要があります

「no less than~」:~に劣らず、~と同等に

「no less than~」は「~に劣らず」「~と同等に」という意味を表す表現です。「勝るとも劣らない」を「同等」「同じくらい」というニュアンスで翻訳したい場合は、この「no less than~」を使いましょう。例文は次の通りです。

\次のページで「「more than」:~以上に、「better than~」:~以上に良い」を解説!/

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