
端的に言えば無下にするの意味は「捨てて顧みないでいる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んです。一緒に「無下にする」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/川瀬
幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読む度に、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。
「無下にする」の意味や語源・使い方まとめ

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「無下にする」という言葉の意味をご存じでしょうか。漢字からは、意味が想像しにくいと思います。ビジネスシーンや日常生活でもよく使われるため、覚えるととても便利な言葉です。それでは早速「無下にする」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「無下にする」の意味は?
「無下にする」には、次のような意味があります。
捨てて顧みないでいる。すげなくする。だいなしにする。むだにする。「せっかくの好意を―◦するのは心苦しい」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「無下にする」
「無下にする」は「むげにする」と読み、「捨てて顧みないでいる。だいなしにする、むだにする」ことを意味する言葉です。だいなしにする・無駄にする・捨ててとあるように、「無下にする」はネガティブな意味を持っています。
「無下にする」の語源は?
次に「無下にする」の語源を確認しておきましょう。結論から申し上げますと、「無下にする」の語源は不明です。しかし、「無下」の言葉の意味を知ることで、由来が見えてきます。「無下」という言葉は、「とりたてて考慮する必要が無いとして扱うこと」という意味です。つまり、「無下にする」とすると、「とりたてて考慮ししない」という意味になります。
「無下にする」の使い方・例文
「無下にする」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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