国語言葉の意味

【慣用句】「手を出す」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「手を出す」について解説する。

端的に言えば手を出すは「仕掛ける」「関わる」という意味だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

情報誌系のライターを10年経験した柊 雅子を呼んだ。一緒に「手を出す」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/柊 雅子

イベントの司会や雑誌の記事作成を仕事としてきたライター、柊 雅子。いろんな流行りものに手を出したが、「やっぱり料理ともの書きが一番楽しい」という。そんな彼女が「手を出す」について解説する。

「手を出す」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「手を出す」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「手を出す」の意味は?

「手を出す」には、次のような意味があります。

1.手を使って、対象となるものに動作をしかける。

2.暴力を振るう。また、けんかをしかける。

3.新たに関与する。

4.  人のものを盗む。奪う。

5.  女性を誘惑する。

 

出典:デジタル大辞泉(小学館)「手を出す」

「手を出す」という慣用句は「対象となるものに対して直接手を出す(行動する)という意味で用いられる場合」と「対象となるものに対して直接手を出す(行動する)訳ではないが用いられる場合」があります。それぞれについてみていきましょう。

「アルコール禁止を破って、ウイスキーに手を出す」(飲酒は禁止されているのに、ウイスキーを呑む) 「気に入らないとすぐに手を出す」(気に入らないと、直ぐに暴力をふるう) 「店の金に手を出す」(店の金を盗む)。これらはそれぞれ1,2,4の意味を表した文章です。ウイスキーを呑むためにはウイスキーの瓶をその手で持ち、暴力をふるうにはその手で殴りかかり、お金を盗むにはお金をその手でつかみますね。

それに対して「新たに関与する」「女性を誘惑する」は実際に手を出す訳ではありません。「ブライダル事業に手を出す」(ブライダル事業に参入する) 「その女には手を出さなかった」(その女性を誘惑しなかった)。これらは3,5の意味を表した文章で、「手を出す」という表現は「関わる」という意味で使われています。

「手を出す」の語源は?

次に「手を出す」の語源を確認しておきましょう。

「手」という言葉には沢山の意味がありますが、その中に「他の人やものに関わること」という意味があります。「他の人やものに関わる」ということは「接する」ことに通じますね。接点がなければ関わりは生まれません。「手を出す」は関わろうとして行動することを表しています。

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