
1.熱帯低気圧
Image courtesy of Mike Trenchard, Earth Sciences & Image Analysis Laboratory, NASA Johnson Space Center. – http://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/view.php?id=12140, パブリック・ドメイン, リンクによる
熱帯低気圧は、いわゆる台風の正式名称です。熱帯低気圧は太平洋の南部や南西部で発生し、暖かい海面の湿気を取り込みながら北上しますよ。日本に近づく頃には、熱帯低気圧の勢力はピークを迎えます。熱帯低気圧が通過する際には、大雨が降るだけでなく暴風が吹き荒れますよね。
そのため、他の種類の低気圧よりも災害の規模が大きくなる可能性が高くなるので注意が必要です。台風による被害から身を守るためには、予想進路などをこまめに調べたり、日ごろからハザードマップなどを確認したりすることが大切になりますよ。
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2.温帯低気圧

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温帯低気圧は、日本列島付近で発生する低気圧のことです。台風も勢力が弱まると、温帯低気圧に変化します。熱帯低気圧と違い、温帯低気圧は南北で温度差がありますよ。このことは、温帯低気圧が必ず前線をともなうことを意味します。この点が熱帯低気圧と温帯低気圧の決定的な違いです。
しかしながら、温帯低気圧であっても、災害リスクが極端に下がるわけではありません。ですから、長雨や豪雨のときには、油断をせずに避難などの準備を行うことが求められます。
低気圧の特徴について学ぶ意義
近年、大雨などによる土砂災害が増加傾向にありますね。そのような背景もあり、ニュース番組や新聞で低気圧という言葉を目にする回数も多くなってきています。ですから、低気圧についての知識を身に着けておくことで損をすることはないと言えますよね。
この記事では、低気圧の定義や天気との関係を学び、低気圧の種類についても説明を行いました。これらをすべて覚えておけば、天気予報の内容もより深く理解できるようになるでしょう。ぜひこの機会に、低気圧の特徴について学んでみてくださいね。