
端的に言えば息巻くの意味は「激しく興奮している」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
整骨院の院長をしながら、読書好きなWebライターとしても活動中のくっつんを呼んです。一緒に「息巻く」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くっつん
整骨院の院長として普段から難しい言葉を、簡単に伝えることが得意。人に分かりやすい説明をするために、1週間に1冊は本や小説を読んでいるから、難しい言葉にも慣れている。
「息巻く」の意味や語源・使い方まとめ

「息巻く」の読み方は「いきまく」です。「息巻く」と言われても、イメージが付かない方も多いのではないでしょうか。ただ、この記事を最後まで読むことで、「息巻く」を使いこなせるようになるでしょう。それでは早速「息巻く」の意味や語源・使い方を紹介していきます。
「息巻く」の意味は?
「息巻く」には大きく次の3つの意味があります。
1.激しく言いまくる。気炎をあげる
2.息づかいを荒くして怒る。ひどく憤慨する。
3.勢力を振るう。幅をきかす。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「息巻く」
「息巻く」の1つ目の意味は顔を真っ赤にするほど興奮し、激しく言いまくること。2つ目の意味は息を乱すほど腹を立て怒る状態。3つ目は自分は特別な実力の持ち主だ。と認めさせようと勘違いし高ぶり、威張る様子。3つに共通しているキーワードは「激しく興奮している」を表現していること。激しく興奮しているときには自分では気づかないため、自分ではない誰かを評価する時に使われます。
「息巻く」の語源は?
次に「息巻く」の語源を確認しておきます。「息巻く」は「息」と「巻く」という単語が合わさっている慣用句です。「息」は空気を吸ったり吐いたりすること。呼吸「巻く」は呼吸が荒くなる様子。この二つの言葉を合わさると、「空気を吸ったり吐いたりする様子が荒れている」状態を指します。それだけ怒っていたり、興奮していること表現する際に使われる言葉です。徐々に怒りが強くなったというよりは、ちょっとした刺激でも激しく反応しているのでしょう。ただ、類義語が多いため、使用する可能性は少ないです。
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