端的に言えば瞠るの意味は「よく見る」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元予備校校舎長で国語指導歴が長い、教育系ライターのみゆなを呼んです。一緒に「瞠る」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/みゆな
元大手予備校校舎長、現在は教育系のライター。国語、特に現代文の指導経験が豊富。難解な言葉や表現を中高生がスラスラ理解できるように解説するのが大得意。
「瞠る」の意味や語源・使い方まとめ
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「瞠る」と書いて、何と読むかわかりますか?難しいですよね、「つむる」ではありませんよ。部首が「目」なので、目や見ることにまつわる言葉かもしれない…、と想像できるかもしれませんね。
今回は「瞠る」について詳しく見ていきましょう。意外な意味や用法、熟語など幅広く網羅しますので、最後まで読んで語彙力アップにお役立てくださいね。
それでは早速「瞠る」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「瞠る」の意味は?
「瞠る」には、次のような意味があります。
目を大きく開いて見る。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「瞠る」
「瞠る」は、実は「みはる」と読みます。意味は「目を大きく見開く、よく見る」です。何か思い当たりますか?そうです、「見張る」と同じ意味ですね。「見張る」も「瞠る」も、目をクリクリと見開いてよく見るという意味で使われる、本来同じ意味の言葉なのです。
特に決まった使い分けはなく、どちらの漢字を当ててもかまわないようですが、一般的には「見張る」が使われます。これは「瞠」は常用漢字(一般的に使われる漢字)ではないため、メディアをはじめ様々な場所で使用が控えられており、馴染みがないというのが理由です。また人名漢字でもないため、名前に使うこともできません。
「瞠る」の使い方・例文
「瞠る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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