国語言葉の意味

【慣用句】「懐に入る」の意味や使い方は?例文や類語をたくさんの文章を扱ってきたライターがわかりやすく解説!

その2「取り入る」

「取り入る」(とりいる)とは「自分の利益になるように目上の人や影響力のある人に取り計らう」ことです。わかりやすく言うと「偉い人などに気をつかって好かれるよう努力する」ことになります。「上司に取り入って希望していた部署に配置換えをしてもらうことができた」などと言うのです。

その3「関係を深める」

「関係を深める」とは「個人や団体などの距離感を縮めて関係を緊密に結びつける」という意味と「人と人との距離感を縮めて関係を親密に深める」という意味があります。後者の意味で「懐に入る」の類義語と言えるのです。「御社と弊社の関係を深めるために懇親会を開催したい」などと使われます。

「懐に入る」の対義語は?

「懐に入る」の対義語は何でしょうか。

その1「天邪鬼」

「天邪鬼」(あまのじゃく)とは「人に言うことと別の意見を言ったり、人が行うことと反対の行動を取ったり、本心はうれしいのに嫌だというそぶりをするといったへそ曲がりな性格の人」のことを言います。「懐に入る」のが人に取り入ることであるのに対して、「天邪鬼」はすすんで人から嫌われることをするのです。従って対義語と言えます。語源は、「天邪鬼」はもともと民話で語られている妖怪のことです。あるいは仏教において四天王に踏みつぶされている小鬼のことを言うという説もあります。

これらの妖怪や鬼の意味が転じて「片意地を通す」という意味で使われるようになったというわけです。「彼は天邪鬼なところがあるので上司の言うことをなかなか聞かない」などと使われます。

その2「斜に構える」

「斜に構える」「しゃにかまえる」であり「ななめにかまえる」とは読みません。「斜に構える」とは「何事にも正面から向き合って対応しないでからかったり皮肉ったりした態度で対応する」ことです。もともとは剣術で敵に対して刀を斜めに下げて構えることから、あらたまった様子や態度という意味になりました。それが転じて皮肉な態度をとると言った意味で使われるようになったのです。

「斜に構えないで、まじめに校長先生の言うことを聞きなさい」などと使われます。

「懐に入る」の英訳は?

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「懐に入る」は英語では何と言うのでしょうか。

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