「懐に入る」の使い方・例文
「懐に入る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.女性はどの部署に異動しても距離を置かずに男性の上司の懐に入るのが上手だ。
2.彼女は少しプライドが高いタイプの女性の管理者なのでまわりの人の懐に入るのが苦手なのが弱点だ。
3.妻といると義父はいるも機嫌がいい。いつのまにか義父の懐に入ってしまうからなあ。
例文1は相手に取り入るのが上手だということを称賛しています。例文2はプライドが邪魔してなかなかまわりの人と溶け込むことができないということを言っていますね。例文3は自分だけ得をするように得意先に働きかけるのがうまいという皮肉の意味を込めて使われています。
その1「心を開かせる」
「心を開かせる」とは「警戒心を持たせることなく相手がありのままの心で接することができるように仕向ける」ことの意味です。相手が嘘をついたり自分の気持ちを偽ったりすることなく素直な気持ちを伝えてくれることができるわけですね。「心を開かせる」ことができればビジネスにおけるコミュニケーションもはかれ、商談も円滑に進むし、男女の恋愛も成就するというわけです。「なんとか得意先のキーマンにあたる役員の心を開かせ、気に入られるようにしたい」などと使われます。
\次のページで「その2「取り入る」」を解説!/