「必要は発明の母」の使い方・例文
「必要は発明の母」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、例えば以下のように用いられます。
1.必要は発明の母と言うけれど、家事に関連した製品の発明が多いのはやはり主婦が不便と感じる場面が多かったからだろう。
2.最近は通常の生活を送っていればほとんど不便に思うことはない。これも必要は発明の母で、過去にいろいろと先人が考えて便利なグッズを完成させてくれたおかげだ。
3.パソコンのウィルス感染を防ぐためにいくつもワクチンソフトができている。パソコンを使う人を守るために、必要は発明の母と考えた人たちのおかげだ。
取材や講義をノートにいちいち書くのではなく、いつどこでも何度でも聞き直したいという要望から録音機が発明されました。また飛行機を安全に運行させたり、いざという時にいち早く救助できるようにするためにレーダーが発明されたのです。また英語を翻訳してくれたり辞典代わりに使える便利な機器もヒットして人気を集めています。
これらを誰も必要としなければ、こうした製品がつくられることはなかったでしょう。限りない人間の要求が、次々と便利な製品を生みだしました。文明の発達には「必要は発明の母」と言われる概念が必要不可欠だったのです。
その1「窮すれば通ず」
「窮(きゅう)すれば通ず」とは、行き詰まってどうしようもない状態になると、そのうちいい案が浮かんでなんとかなることを言ったものです。不便だと思って、なんとかしようと思うところから便利なものができるという意味の「必要は発明の母」によく似た言葉と言えます。
「窮すれば通ず」という言葉は古代中国の書『易経』が起源です。『易経』の本来の書名は単に『易』あるいは『周易』と言われています。古代中国の南宋以降、儒教で特に重視される文献の経書(けいしょ)に数えられるようになったことから『易経』と呼ばれるようになりました。
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