端的に言えば花に嵐の意味は「良いことには邪魔が入ること」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んです。一緒に「花に嵐」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/Hata
以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。
「花に嵐」の意味は?
「花に嵐」には、次のような意味があります。
物事にはとかく支障が起こりやすいことのたとえ。月に叢雲 (むらくも) 花に風。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「花に嵐」
「花に嵐(はなにあらし)」とは、美しく咲いた桜の花が突然の嵐や風で散ってしまう様子のこと。その様子をたとえて、“物事には邪魔が入りやすい”ことを表すことわざです。とくに良いことや楽しいことをしている時に用いられ、せっかくの機会に邪魔が入ってしまう時や、思うように事が進まずに長続きしないといった状況で使われます。
なお「花に風(はなにかぜ)」ということもありますが、意味は同じです。
「花に嵐」の使い方・例文
「花に嵐」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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