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「知る権利」の意味や使い方は?例文や類語を雑学大好きwebライターがわかりやすく解説!

「知る権利」の対義語は?

では、「知る権利」の対義語は何でしょうか。

「知らされない権利」

「知る権利」とは反対に、「知らされない権利」というものも存在します。ただし、「知らされない権利」は行政などで使われているものではありません。

医療の現場では、いわゆる「リスボン宣言」というものが尊重されています。これは、1981年にポルトガルのリスボンで採択された、特に患者の権利に関する医療倫理をうたったものです。その中で、「患者は、他人の生命の保護に必要とされていない場合に限り、その明確な要求に基づき情報を知らされない権利を有する」とあります。たとえば、命を脅かすような病に冒されていた場合、そのことを宣告すればショックを受ける患者は少なからずいるのではないでしょうか。そういった人にはあえて病の詳細を知らせずに、治療に専念させることで病の進行を遅らせる方が良い場合もあるのです。

「知らされない権利」があることで、患者本人が取りうる選択肢が1つ増えることになります。取り扱いに細心の注意を要することですので、少しでも患者一人一人に合う方法を探っていかなければなりません。

「知る権利」の英訳は?

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さらに「知る権利」の英訳も見てみましょう。

「right to know」

「right」と聞いて、迷うことなく「右」と頭の中で翻訳する人は多いのではないでしょうか。しかし、「right」には「右」という意味だけでなく、「正しい」や「権利」といった意味もあります。

「知る権利」を英訳する際にも、この「right」を使えば簡単です。「知る」も「know」とすぐに訳せるでしょう。あとはto+不定詞を使って名詞形にするだけです。「right to know」で「知る権利」となります。

「知る権利」を使いこなそう

この記事では「知る権利」の意味・使い方・類語などを説明しました。

本来の「知る権利」は、市民が国などに対して情報開示請求などを行える、日本国憲法で保障されている権利のことです。しかし、言葉の上での「知る権利」は、それほど堅苦しいものではありません。「私だって知っててもいい」ぐらいの感覚で「知る権利」という言葉は使われています。やはり言葉は常に変化するものですので、「知る権利」という言葉が広く使われるようになったのは自然な流れかもしれません。それでも、本来の「知る権利」の意味は覚えておいた方が好ましいでしょう。

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