端的に言えば、花が咲くの意味は「時節が来て栄える」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んです。一緒に「花が咲く」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/トラコ
全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。
「花が咲く」の意味は?
「花が咲く」は、慣用句・ことわざです。次のような意味があります。
1.時節がきて栄える。「いつか―・く日もくるだろう」
2.それからそれへと、にぎやかに続く。「昔話に―・く」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「花(はな)が咲・く」
「花が咲く」(はながさく)には、2つの意味があります。
1つは、花が開くことの意味から、時節が来て栄えること。「花咲」とも言います。もう1つの意味は、にぎやかになったり、盛んになったりするのが続くことです。
いずれにしても、前向きな用語で、今も日常的によく使われます。
「花が咲く」の語源は?
次に、「花が咲く」の語源を確認しておきましょう。
「花が咲く」の語源は、その言葉にある「花」がキーワードです。きれいな花がポツポツと咲いているというよりは、木に花がたくさん咲いている様子が言葉の由来であり、次々と栄える、盛り上がりが続くといった意味合いになります。
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