
端的に言えば脇目も振らずの意味は「横を見ることもしないさま」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んです。一緒に「脇目も振らず」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/川瀬
幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読む度に、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。
「脇目も振らず」の意味や語源・使い方まとめ

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「脇目も振らず」という言葉をご存じでしょうか。一度は聞いた事があるような、という方もいると思います。しかし、意味を自信をもって、理解してると言える人は少ないでしょう。皆さんは、「脇目を振らず」仕事や勉強に集中出来ているでしょうか。それでは早速「脇目も振らず」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「脇目も振らず」の意味は?
「脇目も振らず」には、次のような意味があります。
横を見ることもしないさま。周りの様子を窺うようなこともせず、一心不乱に集中している様子などの意味の表現。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「脇目も振らず」
「脇目を振らず」は「わきめをふらず」と読み、「横を見ることもしないさま。周りの様子を窺うようなこともせず、一心不乱に集中している様子など」という意味があります。
例えば、同僚が仕事に夢中になり、パソコンのモニターから一切目を逸らさなかったとしましょう。それを「脇目を振らず仕事をしている」と表現できますね。他にも、スマホに夢中になり、「脇目を振らず歩いている人」とすると、スマホを見て歩いており、横を一切見ていない様子という意味になります。
「脇目も振らず」の語源は?
次に「脇目も振らず」の語源を確認しておきましょう。「脇目を振らず」の語源は、目に関して由来していると言われています。つまり、「脇目も振らず」という言葉通り、視線を横に一切逸らさず、何か1つの事に夢中している様子からとったようです。
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