国語言葉の意味

【慣用句】「相好を崩す」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校講師が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「相好を崩す」について解説する。

端的に言えば「相好を崩す」の意味は「笑うこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

教師や講師としても教えることに関わってきた「やぎしち」を呼んだ。一緒に「相好を崩す」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/やぎしち

雑学からビジネス文章まで手掛ける現役ライター。国語の中学・高校教諭の資格も持ち、予備校講師の経験も。言葉を大切にした文章を心掛けている。

「相好を崩す」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「相好(そうごう)を崩す」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「相好を崩す」の意味は?

「相好を崩す」には、次のような意味があります。

にこやかな表情になる。顔をほころばせる。「孫の顔を見て―・す」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「相好を崩す」

この言葉は「顔をほころばせて笑う」または「大いに喜ぶ様子」を意味する表現です。まず注意したいのは「相好(そうごう)」という漢字。他ではまず使われない言葉で、書きを聞かれることはないでしょうが、読みはできるようにしておきたいところです。

言葉の由来は次で説明しますが、「相好」自体には「顔つき・顔のかたち」という意味があります。「顔つき」が崩れる=顔がほころぶ=笑うということになるのですね。単語の意味を知っておくと、覚えやすくなりますよ。

辞書によっては、「大笑いする」と「笑みを浮かべる」の意味のように、「笑い方の大きい・小さい」の点が異なるものもありました。厳密にどちらが正しいということは無いようですので、「笑う」という意味を押さえ、文脈からどんな笑い方なのかを読み取るようにしましょう。

「相好を崩す」の語源は?

次に「相好を崩す」の語源を確認しておきましょう。「相好」は「顔つき・顔かたち」のこととお伝えしましたが、もともとは仏教用語で「仏の顔の特徴」を表した言葉として用いられていたものでした。

仏様の顔が浮かびますでしょうか。わからない方は画像検索などで見てみましょう。端正に整っていて、乱れがない様子というものがわかるはずです。そんな、ある意味で冷たい印象を受けるかもしれない顔つきが崩れて、見せる笑いはどのようなものでしょうか。想像してみてくださいね。

ちなみに、「相好」という言葉は、仏様の美しい見た目を意味する「三十二八十種」の略とも言われ、これは「足や手指の形が美しさ」など、顔つき以外も指していたそうです。歴史の移り変わりに伴って、言葉が変化してきたことがわかる話とも言えるでしょう。

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