「弁慶に薙刀」:強いものがますます強くなる
「弁慶に薙刀(べんけいになぎなた)」は「それを手に入れることによって、強いものがますます強くなること」を意味することわざです。弁慶は源義経に仕えたとされる怪力の僧。その弁慶が薙刀を持ったら無敵であること間違いなしですね。
先述の「鬼に金棒」と意味やニュアンスにおいて違いはありません。よって、「虎に翼」との違いは、基本的に良い意味で使われるという点になります。
「火に油を注ぐ」勢いの激しい物事にさらに勢いが…
「火に油を注ぐ」は「勢いの激しい物事に、さらに勢いを加えること」という意味のことわざです。燃えている火に油をかけると、さらに大きく燃え上がりますよね。
「火に油を注ぐ」は「望ましくない物事が更に悪化する」というニュアンスで使われることがほとんどです。「虎に翼」とよく似ていますが、「虎に翼」では勢いの増す対象が人物や団体であるのに対し、「火に油を注ぐ」は物事であるという違いがあります。
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「虎に翼」の英語表現は?
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続いて「虎に翼」の英語表現を確認していきましょう。もちろんことわざですので、そのまま訳しても英語では意味が通じません。「虎に翼」の意味から考えていくのが良いでしょう。
「doubly strong」:2倍の強さに
「虎に翼」の英語表現は「doubly strong」です。直訳すると「2倍の強さ」になります。「勢いの強いものがさらに強くなる」というニュアンスは示せていますね。
ただ、「ある人物や団体の好ましくない勢いについて用いる」というニュアンスはこの言葉では出せません。よって、好ましい場合に用いる「鬼に金棒」を用いたほうが良い例もあります。どちらも例文で確認してみましょう。
1.If a Catherine government is formed, the exclusionists will be doubly strong.
キャサリン政権が成立すれば、排外主義者にとって虎に翼だ。
2.If Mr. Smith joined our team, we would be doubly strong.
スミス氏が我がチームに加われば、鬼に金棒なのだが。
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