「虎に翼」の使い方を例文とともに確認!
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続いて「虎に翼」の使い方を例文とともに確認していきましょう。意味のコーナーでも述べましたが、「虎に翼」は通常は好ましくない勢いに対して使用します。このことを前提に、例文をご覧ください。
1.田中先生の部活での指導は行き過ぎているが、先日の県大会で優勝したことによって、田中先生は虎に翼となっている。
2.今回の選挙であの排外主義的な政党が多くの議席を獲得すれば、排外主義者にとって虎に翼になってしまう。
3.あの横暴な振る舞いが目立った専務が社長に昇進とは、まさに虎に翼だよ…。
「虎に翼」は「勢力のある者にさらに勢力を加える」通り、ある人物や集団の悪い勢いがさらに加速することを表します。
例文1では、元々行き過ぎた指導を行っていた田中先生が、県大会で優勝したことによりさらに勢いが加速してしまった…つまり、「行き過ぎた指導が更に行き過ぎるようになった」というニュアンスで「虎に翼」が使用されていますね。
例文2では、排外主義的な政党が多くの議席を獲得することで、「排外主義者にとって、自分たちの排外的な主張が更に主張しやすくなってしまう」というニュアンスで「虎に翼」が使用されています。
例文3では、横暴な振る舞いが目立つ専務が社長になることで、「更に横暴な振る舞いが増すのでないか」という不安を表すニュアンスで「虎に翼」が使用されていますね。
「虎に翼」の類義語は?
次に、「虎に翼」の類義語を見ていきましょう。「虎に翼」の類義語は「鬼に金棒」「弁慶に薙刀」「火に油を注ぐ」です。意味を確認し、「虎に翼」との比較をここでは行っていきましょう。
「鬼に金棒」:強いものがますます強くなる
「鬼に金棒(おににかなぼう)」は「それを手に入れることによって、強いものがますます強くなること」を意味することわざです。鬼は素手であっても強い存在ですが、鉄製の棒(金棒)を手にしたらさらに強くなってしまうでしょう。
「虎に翼」との違いは、基本的に良い意味で使われるという点です。例えば、プロ野球で首位を快調に走るチームに、ケガで戦列を離れていた主力が復帰するような場合などに使用します。
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