国語言葉の意味

【故事成語】「虎に翼」の意味や使い方は?例文や類語を元広報紙編集者が解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「虎に翼」について解説する。

端的に言えば虎に翼の意味は「さらに強くなる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

自治体広報紙の編集を8年経験した弘毅を呼んだ。一緒に「虎に翼」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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kohki

ライター/八嶋弘毅

自治体広報紙の編集に8年携わった。正確な語句や慣用句の使い方が求められるので、正しい日本語の使い方には人一倍敏感。

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「虎に翼」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「虎に翼」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

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「虎に翼」の意味は?

「虎に翼」には、次のような意味があります。

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勢力のある者にさらに勢力を加えることのたとえ。

出典:明鏡国語辞典第三版(大修館書店)「虎に翼」

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虎はただでさえ強いのに、それに翼をつけたらさらに勢いを増します。「虎に翼」とはそのように強力なものが翼を得たら、向かうところ敵なしの状態になる様子を表したものです。

普通百獣の王と言えばライオンですが、中国では虎を百獣の王としています。そのため虎は、武勇や王者のイメージとして故事成語にも使われるようになりました。そのような怪物のように強い動物を退治した人物は勇者として崇められるため、たくさんの武勇伝が残されています。また古朝鮮の檀君神話のように虎が神話に登場する例も多数ありました。

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「虎に翼」の語源は?

次に「虎に翼」の語源を確認しておきましょう。この言葉は、中国戦国時代の思想家・韓非の書『韓非子』難勢篇にある言葉で「夫勢者,便治而利亂者也,故《周書》曰:『毋為虎傅翼,將飛入邑,擇人而食之。』夫乘不肖人於勢,是為虎傅翼也」からきています。

日本語に訳すと「そもそも勢威は世を治めるのに便利で、世を乱すのに役立つものです。ゆえに周書に言う、虎に翼をつけてはならない、邑(むら)に飛び込み、人を取って食おうとするだろう、と。不肖者を勢威に乗せるのは、虎に翼をつけるようなことです」という意味です。

不肖者とは未熟者、愚か者のことを言います。このように「虎に翼」は決していい意味には使われていません。むしろ愚かな人間を勢いづかせてはならないという警告の言葉なのです。

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