国語言葉の意味

読み間違いにご注意!「恬淡」の意味や使い方・類語などを語学系主婦ライターが簡単にわかりやすく解説

この記事では「恬淡」の意味を解説する。
「かったん」と読んでしまいそうな「恬淡」、正しくは「てんたん」と読み、簡単に言えば「欲がない」という意味。「無欲恬淡」は座右の銘にもおすすめな四字熟語ですが、そんな簡単に「欲」から脱却できないのが人間……。意味や使い方をくわしく知って、使いこなせるようになろう。
今回、語学系主婦ライターの小島ヨウを呼んです。一緒に「恬淡」を説明していく。

ライター/小島 ヨウ

言葉の使い方、漢字の意味に興味を持ち、辞典で調べまくるアナログ主婦ライター。分かりやすく、読みやすい文章を心がけている。

「恬淡」の意味・使い方

image by iStockphoto

日常会話では使わない聞かない、難読漢字の部類に入る「恬淡」。使われている文章の例を検索してみると、明治大正生まれの名だたる文豪の作品です。今の私たちにはなかなか馴染みはありませんが、案外使える「恬淡」のくわしい意味や使い方をみていきましょう。

「恬淡」の意味

ではまず辞書で意味を調べてみます。

欲がなく、物事に執着しないこと。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「恬淡・恬澹・恬惔」(てんーたん)より

難読語辞典では「無欲であっさりしていること」と掲載している「恬淡」は、人となりの表現だけでなく物事や味覚などにも適用。「恬淡な〇〇」「恬淡だ」と形容動詞として使うほか、「無欲恬淡:欲がなく執着しない」「恬淡寡欲(てんたんかよく):あっさりとして欲がない」など四字熟語がいくつもあります。

「恬淡」の語源

「恬淡」は故事成語や仏教用語ではないようですが、「虚静恬淡(きょせいてんたん):心静かでさっぱりしている様」が中国戦国時代の思想家「荘子」の弟子などが書いた「荘子(そうじ)・天道」からの出典です。

漢字として、「恬(てん)」はやすらか・平気でいる・しずか・うすい、などの意味。「淡」は「たん」や「あわ・い」と読み、色や味がうすい・気持ちがあっさりしているなどの意味があります。同じような意味の言葉を二つ重ねて強調、「欲がなく静かで落ち着いている」様の表現です。

\次のページで「「恬淡」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: