この記事では「大風呂敷を広げる」について解説する。

端的に言えば「大風呂敷を広げる」の意味は「ほらを吹くこと・はったり」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「大風呂敷を広げる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「大風呂敷を広げる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「大風呂敷を広げる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「大風呂敷を広げる」の意味は?

「大風呂敷を広げる」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.現実に合わないような大げさなことを言ったり、計画したりする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「大風呂敷を広げる」

あなたは風呂敷を使ったことがあるでしょうか。「大風呂敷を広げる」とは「大げさなことを言うことや実現が難しいような計画を立てること」の意。読み方は「おおぶろしきをひろげる」です。偉そうに威張って大げさなことを言う人や見栄を張って実力以上の物事を計画する場面で用いられていることわざですよ。本当に実力がある人は偉そうな態度を取ったり、見栄を張るような態度をすることはないのかもしれませんね。

「大風呂敷を広げる」の語源は?

次に「大風呂敷を広げる」の語源を確認しておきましょう。「風呂敷」は風呂で脱いだ服を包んだり、風呂上がりに体を拭くために使っていた布のこと。「風呂敷」は服などの物を包んでいる時は小さくコンパクトですね。しかし、「何も包む物がない時は形だけは大きい」という風呂敷の特徴から派生して「大げさなこと」を示すようになったと考えられていますよ。「大風呂敷」という表現が使われている謎が解けましたね。言葉の意味と一緒に由来も覚えておきましょう。

\次のページで「「大風呂敷を広げる」の使い方・例文」を解説!/

「大風呂敷を広げる」の使い方・例文

「大風呂敷を広げる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。

1.彼は全国模試で1位を取ると大風呂敷を広げていたが散々な結果に終わった。
2.今日は新商品のアイディアについてのプレゼンテーションが行われた。彼は威勢よく大風呂敷を広げていたが、現実的でない彼のアイディアが採用されることはないだろう。
3.市長選挙立候補者の演説を聞いたが、大風呂敷を広げすぎだ。非現実的な公約ばかりだった。

例文から「大風呂敷を広げる」の使い方を学びましょう。例文1は「学校」です。「全国模試で1位を取るとできそうにないことを言っている場面」を示しています。見栄を張って注目を集めたかっただけなのかもしれませんね。例文2は「ビジネス」です。「彼が提案した新しい商品のアイディアは非現実的で採用されない状況」を言い表しています。コスト面などが考慮されてなかったアイディアだったのでしょうね。

例文3は「日常生活」です。「選挙の演説内容が実現可能な内容ではなかった様子」を表しています。口先だけで行動が伴わないような公約だったことが感じられますね。例文1~3のように「大風呂敷を広げる」は幅広い場面で活用できることわざです。あなたの生活でも取り入れて見てくださいね。

「大風呂敷を広げる」の類義語は?違いは?

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「大風呂敷を広げる」の類義語にはどのような表現が考えられるのでしょうか。一緒に確認しましょう。

「大言壮語」

「大風呂敷を広げる」の類義語には「大言壮語」が考えられるでしょう。「大言壮語」とは「自分の実力以上の大きなことを発言すること」の意。読み方は「たいげんそうご」です。「大言」とは「大げさに話す」の意。「壮語」とは「偉そうな態度で言うこと」を示しています。この2つの言葉が組み合わさって「実力の伴っていない話をするさま・大げさに物事を言うさま」を意味していますよ。使い方を例文から学びましょう。

例文1は「スポーツ」です。「次の試合では勝つと宣言していたが結局負けてしまったという自分の実力を理解できていない様子」を示しています。例文2は「ビジネス」です。「上司は現実的でない話ばかりするので部下から信頼されていない場面」を表しています。例文のように「自分のこときちんと理解していない人や物事を過大評価しているさま」というネガティブな意味合いで使用されていることが多い四字熟語でしょう。

\次のページで「「大風呂敷を広げる」の対義語は?」を解説!/

1.彼は次の試合では必ず勝って見せると大言壮語していたが、結局負けてしまった。

2.上司は大言壮語な話ばかりするので、部下から信頼されていない。

「大風呂敷を広げる」の対義語は?

「大風呂敷を広げる」の対義語にはどのような表現が考えられるのでしょうか。関連する言葉を一緒に確認しましょう。

「能ある鷹は爪を隠す」

「大風呂敷を広げる」の対義語には「能ある鷹は爪を隠す」が考えられるでしょう。「能ある鷹は爪を隠す」とは「本当に実力や才能がある人は軽々しく自慢したり見せびらかすようなことはしない」の意。読み方は「のうあるたかはつめをかくす」です。「能ある鷹は爪を隠す」の由来は安土桃山時代の「北条氏直時分諺留」ということわざ集だと考えられています。

この中で「鷹」は「とても鋭い爪を持っているが、獲物を仕留める直前までは相手にその爪の存在を知られないように隠す賢い動物である」と記述されていますよ。ここから派生して「能ある鷹は爪を隠す」=「本当に実力がある人ほどその実力を誇示するようなことはしない」という意味を表すようになったとされていますよ。とても有名なことわざです。知識として身につけておきましょう。

「大風呂敷を広げる」の英訳は?

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「大風呂敷を広げる」は英語でどのように表現するのでしょうか。キーワードとなる英単語を一緒にチェックしましょう。

「talk big」

「大風呂敷を広げる」は英語で「talk big」と翻訳できるでしょう。「talk」は「話す」を意味する動詞。「big」は「偉そうに」を示す副詞です。直訳すると「偉そうに話す」となり「大風呂敷を広げる」の英語訳と考えられるでしょう。使い方を例文から学びましょう。

例文1は「tend to=~の傾向にある」というイディオムと一緒に用いることで 「大風呂敷を広げる傾向にある」という意味を示してます。例文2は「talks big to+人」という形で「人に対して大風呂敷を広げる」を言い表していますよ 。「ほらを吹く」や「大言壮語」の英語訳としても広く活用されています。イディオムとして覚えておきたいですね。

1.He tends to talk big.
(彼は大風呂敷を広げる傾向にある。)

2.She talks big to her friends all the time.
(彼女は友だちにいつも大風呂敷を広げている。)

\次のページで「「大風呂敷を広げる」を使いこなそう」を解説!/

「大風呂敷を広げる」を使いこなそう

この記事では「大風呂敷を広げる」の意味・使い方・類語などを説明しました。あなたの周りには仕事ができる人や勉強ができる人、スポーツが上手な人など何かの能力が秀でている人はいるでしょうか。このように何かに優れている人は「大風呂敷を広げる」ようなことはせず、礼儀正しさや物腰柔らかさを兼ね備えているかもしれませんね。どんな人間性をもっているのか観察して魅力的な部分を取り入れてみましょう。

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【ことわざ】「大風呂敷を広げる」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「大風呂敷を広げる」について解説する。

端的に言えば「大風呂敷を広げる」の意味は「ほらを吹くこと・はったり」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「大風呂敷を広げる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

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「大風呂敷を広げる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「大風呂敷を広げる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「大風呂敷を広げる」の意味は?

「大風呂敷を広げる」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.現実に合わないような大げさなことを言ったり、計画したりする。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「大風呂敷を広げる」

あなたは風呂敷を使ったことがあるでしょうか。「大風呂敷を広げる」とは「大げさなことを言うことや実現が難しいような計画を立てること」の意。読み方は「おおぶろしきをひろげる」です。偉そうに威張って大げさなことを言う人や見栄を張って実力以上の物事を計画する場面で用いられていることわざですよ。本当に実力がある人は偉そうな態度を取ったり、見栄を張るような態度をすることはないのかもしれませんね。

「大風呂敷を広げる」の語源は?

次に「大風呂敷を広げる」の語源を確認しておきましょう。「風呂敷」は風呂で脱いだ服を包んだり、風呂上がりに体を拭くために使っていた布のこと。「風呂敷」は服などの物を包んでいる時は小さくコンパクトですね。しかし、「何も包む物がない時は形だけは大きい」という風呂敷の特徴から派生して「大げさなこと」を示すようになったと考えられていますよ。「大風呂敷」という表現が使われている謎が解けましたね。言葉の意味と一緒に由来も覚えておきましょう。

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