国語言葉の意味

【ことわざ】「歳月人を待たず」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターが解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「歳月人を待たず」について解説する。

端的に言えば歳月人を待たずの意味は「時間は刻々と過ぎて行く」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は広告会社で経験を積み、文章の基本と言葉の使い方を知るライターのHataを呼んだ。一緒に「歳月人を待たず」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Hata

以前は広告会社に勤務しており、多くの企業の広告作成経験を持つ。相手に合わせた伝え方や言葉の使い方も学び、文章の作成や校正が得意。現在はその経験をいかし、ライターとして活動中。

「歳月人を待たず」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「歳月人を待たず(さいげつひとをまたず)」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「歳月人を待たず」の意味は?

「歳月人を待たず」には、次のような意味があります。

年月は人の都合にかかわりなく、刻々と過ぎていき、少しもとどまらない。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「歳月人を待たず」

「歳月(さいげつ)」とは“年月(としつき)”のこと。「歳月人を待たず」とは“年月は人の都合などお構いなしに過ぎ去るもので留まることがない”ことを表現した言葉。

転じて“人はあっという間に老いてしまうから、二度とない時間を無駄にせず努力して励め”という戒めの意味も含んでいます。

「歳月人を待たず」の語源は?

次に「歳月人を待たず」の語源を確認しておきましょう。「歳月人を待たず」は、中国の魏晋南北朝時代の、陶潜(とうせん)の詩に由来します。

陶潜は、陶淵明(とうえんめい)という名でも知られた詩人です。彼の詠んだ『雑詩』にあるのが「盛年重ねて来たらず、一日再びあしたなり難し、時に及んで当に勉励すべし、歳月人を待たず」という言葉。「若い時間は二度と来ないし、一日に朝は二度もない。だからこそ、今という時を逃さずに勉強に励め」という意味になり、これが「歳月人を待たず」の語源です。

ただしここで「励む」とは、詩全体の文脈から“楽しみ”のことだとも言われています。そのためもともとは“その時その時に心ゆくまで大いに遊んで楽しむのが良い”というニュアンスが強い言葉でした。現在では“若いうちに勉学に励め”という意味で用いるのが一般的ですが、本来の言葉の意味も抑えておくといいでしょう。

次のページを読む
1 2 3
Share: