この記事では「マリッジブルー」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「pre-nuptial doubts」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「マリッジブルー」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどを経験し、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「マリッジブルー」の意味と使い方は?

それでは、「マリッジブルー」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「マリッジブルー」の意味

「マリッジブルー」には、次のような意味があります。

《(和)marriage+blue》結婚を前にしての憂鬱(ゆううつ)な精神状態。新生活への不安、結婚式の準備のわずらわしさ、許婚者との相性への疑問などから、不眠・食欲不振・過食などが起こる。女性に多いが男性もなるという。エンゲージブルー。ウエディングブルー。ウエディングベルブルー。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「マリッジブルー」

「マリッジブルー」の使い方・例文

次に「マリッジブルー」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.結婚を控えた人は誰でもマリッジブルーになる可能性がある。
2.花婿よりも花嫁の方がマリッジブルーになりやすい。
3.彼女は最近元気がないが、マリッジブルーだろうか。

\次のページで「「マリッジブルー」の英語での表現は?」を解説!/

「マリッジブルー」の英語での表現は?

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日本語の意味と使い方を復習したところで、いよいよ英語での表現を見ていきましょう。英語では「pre-nuptial doubts」や「pre-wedding blues」などが使われ、「マリッジブルー(marriage blue)」は和製英語のようです。

「マリッジブルー」の英語表現1

pre-nuptial doubts」で「マリッジブルー」という意味です。「nuptial」とは「wedding」と同じような意味で、結婚式、婚礼のこと。「doubt」は「疑惑」や「疑念」という意味の名詞ですね。

「pre-nuptial doubts」は直訳すると「結婚式前の疑念」ということになります。つまり結婚式目前になっていろいろと疑念や不安を抱くことです。

1.Have you had pre-nuptial doubts after you got engaged?
婚約したあと、マリッジブルーになった?

2.What's the matter? Are you having pre-nuptial doubts?
どうしたの?マリッジブルー?

3.If you think you have pre-nuptial doubts, talk to your partner.
マリッジブルーかなと思ったら、パートナーに話してみなさい。

「マリッジブルー」の英語表現2

pre-wedding blues」でも「マリッジブルー」を表現できます。「pre-wedding」は「結婚式前の」ということですね。「blues」は「マリッジブルー」の「ブルー」と同じで、憂鬱な気分や悲しい気持ちになること。複数形の「s」が付いていることに注意しましょう。

ところで「marriage」と「wedding」の違いですが、「marriage」は長期間に渡る婚姻関係のこと、一方「wedding」は結婚式など結婚する時に行う儀式や行事です。

1.What are the typical symptoms of pre-wedding blues?
マリッジブルーの典型的な兆候はどんなものですか。

2.I think I'm experience pre-wedding blues. What should I do?
マリッジブルーになったみたい。どうしたらいいのかしら。

3.A lot of people experience pre-wedding blues. Don't worry, it will go eventually.
マリッジブルーになる人はたくさんいるよ。心配しなくても、いずれ消えるさ。

\次のページで「「マリッジブルー」の英語表現3」を解説!/

「マリッジブルー」の英語表現3

このほか、「pre-wedding depression」や「pre-wedding jitters」なども使えますよ。「depression」は悲しみなどで気分が沈んでいる様子ですね。「jitters」は落ち着きがないことで、そわそわしたりイライラしたりといった様子です。

1.How long would pre-wedding depression last?
マリッジブルーはどのくらいの期間続きますか。

2.My partner seems to be experiencing pre-wedding jitters.
私のパートナーはマリッジブルーになっているようだ。

「マリッジブルー」と似たような英語表現・フレーズは?

最後に英語で使われる同じような意味を持つ表現を見ていきましょう。

似た表現「cold feet」

cold  feet」とは何かをしようとするときに直前で怖くなってしまうこと。怖気付くということです。結婚に関してだけでなくどんなシチュエーションでも使用できる言葉ですが、「マリッジブルー」の意味でも使えますし、また実際によく使われます。

1.Are you getting cold feet?
マリッジブルーなの?

2.It's normal to get cold feet before your wedding.
結婚式の前にマリッジブルーになるのは普通のことだ。

\次のページで「「マリッジブルー」を英語で言ってみよう」を解説!/

「マリッジブルー」を英語で言ってみよう

この記事では「マリッジブルー」の意味・使い方・英訳を説明しました。複数紹介しましたが、英語でいうとそれぞれの表現で少しニュアンスが違いましたね。「wedding」と「marriage」、「blues」と「depression」など少し紛らわしい言葉もありましたが、違いがわかりましたか?「マリッジブルー」の他にも、和製英語は日常に溢れています。一見、正しい英語に見えるものも多いので気をつけたいですね。

英語の勉強には洋楽の和訳サイトもおすすめです。
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英訳英語

【英語】「マリッジブルー」の英語表現は?英訳や使い方・事例を専門家がわかりやすく解説!

この記事では「マリッジブルー」の英語表現について解説する。

この言葉の代表的な英訳は「pre-nuptial doubts」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。

TOEIC915点で、海外経験も多いライターさくらを呼んです。一緒に「マリッジブルー」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さくら

子供の頃から海外に興味を持ち、大学は英文科へ。留学、ワーキングホリデー、海外ボランティアなどを経験し、三ヶ国語を話す。日常で使う表現を得意とする。

「マリッジブルー」の意味と使い方は?

それでは、「マリッジブルー」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。

「マリッジブルー」の意味

「マリッジブルー」には、次のような意味があります。

《(和)marriage+blue》結婚を前にしての憂鬱(ゆううつ)な精神状態。新生活への不安、結婚式の準備のわずらわしさ、許婚者との相性への疑問などから、不眠・食欲不振・過食などが起こる。女性に多いが男性もなるという。エンゲージブルー。ウエディングブルー。ウエディングベルブルー。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「マリッジブルー」

「マリッジブルー」の使い方・例文

次に「マリッジブルー」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.結婚を控えた人は誰でもマリッジブルーになる可能性がある。
2.花婿よりも花嫁の方がマリッジブルーになりやすい。
3.彼女は最近元気がないが、マリッジブルーだろうか。

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