この記事では「手を組む」について解説する。

端的に言えば、手を組むの意味は「協力し合う」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んです。一緒に「手を組む」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/トラコ

全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。

「手を組む」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速、「手を組む」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「手を組む」の意味は?

「手を組む」は、現代も日常的によく使われる慣用句・ことわざです。次のような意味があります。

仲間になる。協力する。「外国資本と―・んで事業を始める」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「手(て)を組(く)む」

「手を組む」の意味は、実はさまざまあります。ただ、最もよく知られているのは、仲間になる協力する腕を組むといった意味です。

その他の意味として、両手の指と指を組み合わせることが1つ。また、腕組みをしたり、深く考え込んでなにもせずに見ていたりする状態のことも、「手を組む」という場合も。

さらに、人と人とが手を握り合う腕を組み合わせることなども、「手を組む」と言います。

「手を組む」の語源は?

次に、「手を組む」の語源を確認しておきましょう。

この「手を組む」の語源や由来は、はっきりとはわかっていません。

ただ、手を組む行為自体を「手を組む」と言い、さらにこれが発展し、仲間になる、協力し合うといった意味となったと考えられます。

手を組むの「組む」には、からみ合わせるという意味に加え、仲間になる、という意味もあるからです。

\次のページで「「手を組む」の使い方・例文」を解説!/

「手を組む」の使い方・例文

続いて、「手を組む」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.自分なりにあなたの会話からその心理をくみ取り、情報交換を条件として、今回のみ手を組むことに決めた。
2.人材と作業の一極集中と問題の解決を目的に、他人である相手と手を組むことをおすすめした。
3.人気グループ同士がイベントで手を組み、ファンの何とも言えない感情と期待に包まれた。
4.自然で簡単な手の組み方は、手軽にできるエクササイズ。

それでは、それぞれの例文について、解説していきます。

例文1は、「手を組む」が、協力するという内容の文章で使われている、よくある表現。例文2も、同様の意味合いです。

例文3は、仲間になるという意味。そして、例文4は、手を組むという物理的な行為を意味しています。

「手を組む」の類義語は?違いは?

image by iStockphoto

次に、「手を組む」の類義語(類語)を見ていきましょう。

類義語として、例えば、提携する、連携する、同盟する、結託する、力を合わせる、共に取り組む、協同する(協働する)、結びつく、手を結ぶ、タッグを組む、盟約を結ぶ、結束する、コラボレーションする、タイアップするなどがあります。

その他、手をつなぐ、手を携える、手を取り合う、手を握るなどがあり、これらも、お互い手を組むことが転じて「協力する」という意味となるのを、覚えておきましょう。

その1「手を携える」

「手を携える」とは、手に持つこと、人の手を取ることを指す言葉です。単純に、持ち物として身につけることを意味する場合も。これらの行為が転じて、協力するという意味になります。

そもそも「携える」の意味は、身につけて持つ、連れ立って行く(伴う)、手を取り合う、協力するなど。協力することは、「手を組む」と同じ意味になります。

\次のページで「その2「結託する」」を解説!/

その2「結託する」

「結託する」の結託は、お互いに心を通じて事を行うという意味。

ただ、結託はあまり良い意味ではなく、「業者と結託して私腹をこやす」といった使い方をします。類語として、馴れ合い、共犯、八百長など。

「手を組む」との大きな違いは、ネガティブな側面の意味合いがやや強いということです。

その3「タイアップする」

「タイアップする」のタイアップは、協力して行う、提携して行うといった意味。「タイアップ広告」「地元のメディアとタイアップする」といった使い方をします。

「手を組む」の意味にある、仲間になるという意味までは入っていないので、その点が違いと言えそうです。

「手を組む」の対義語は?

次に、「手を組む」の対義語(反対語)について。

対義語として、はっきりとした言葉は、調べてもなかなか出てきません。まず思いつくところ、「手を切る」が考えられます。それまでにあった関係を絶つという意味です。

「手を切る」

「手を切る」について、念のため、調べておきましょう。

意味は、関係を絶つ縁を切ることです。特に、悪縁に象徴されるよくない関係、また、男女関係を断ち切る時にも使われます。

「手を組む」の英訳は?

image by iStockphoto

さらに、「手を組む」の英訳も、見ておきましょう。

「手を組む」を英語に直接訳すと、to join hands together です。その他にも、さまざまな英語表現があります。

「to join hands together」

「手を組む」をそのまま英訳すると、to join hands together です。ただこのままだと、物理的に手と手を組みあうという意味合いが強くなります。

協力する、仲間になるといった意味だと、to collaborate、become a partner with、cooperate with、join forces with など。例文を見ていきましょう。

\次のページで「「手を組む」を使いこなそう」を解説!/

・Our groups cooperated with the company for world-class big projects.

我々のグループは、世界規模の巨大プロジェクトのため、その会社と手を組んだ。

・He hooks up with her in business.

彼は仕事で彼女と手を組むことにした。

・That politician joined forces with the police.

あの政治家は警察と手を組んだ。

・I am putting my interlaced fingers behind my head.

頭の後ろで手を組んでいる。

「手を組む」を使いこなそう

この記事では、「手を組む」の意味・使い方・類語などを説明しました。

「手を組む」は、手と手を組み合うことから派生し、協力する仲間になるといった意味が、今でも日常的によく使われます。

もし、わからない日本語があれば、辞典で調べる、インターネットで検索する習慣をつけましょう。

" /> 【慣用句】「手を組む」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説! – Study-Z
国語言葉の意味

【慣用句】「手を組む」の意味や使い方は?例文や類語を元新聞記者がわかりやすく解説!

この記事では「手を組む」について解説する。

端的に言えば、手を組むの意味は「協力し合う」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んです。一緒に「手を組む」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/トラコ

全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。

「手を組む」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速、「手を組む」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「手を組む」の意味は?

「手を組む」は、現代も日常的によく使われる慣用句・ことわざです。次のような意味があります。

仲間になる。協力する。「外国資本と―・んで事業を始める」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「手(て)を組(く)む」

「手を組む」の意味は、実はさまざまあります。ただ、最もよく知られているのは、仲間になる協力する腕を組むといった意味です。

その他の意味として、両手の指と指を組み合わせることが1つ。また、腕組みをしたり、深く考え込んでなにもせずに見ていたりする状態のことも、「手を組む」という場合も。

さらに、人と人とが手を握り合う腕を組み合わせることなども、「手を組む」と言います。

「手を組む」の語源は?

次に、「手を組む」の語源を確認しておきましょう。

この「手を組む」の語源や由来は、はっきりとはわかっていません。

ただ、手を組む行為自体を「手を組む」と言い、さらにこれが発展し、仲間になる、協力し合うといった意味となったと考えられます。

手を組むの「組む」には、からみ合わせるという意味に加え、仲間になる、という意味もあるからです。

\次のページで「「手を組む」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: