国語言葉の意味

「慚愧」の意味や使い方は?例文や類語を元広告会社勤務ライターがわかりやすく解説!

その2「自責」

「自責(じせき)」とは“自分で自身の過ちをとがめる”さま。あるいは“自分に責任があると考える”ことを表す言葉で、「自責の念に駆られる」などといった表現で使われます。

自身の行いを反省するという意味において「自責」も「慚愧」の類義語といえるでしょう。そしてこの「自責」の状態をさらに追い込んだ状態が「慚愧」となります。

「慚愧」の対義語は?

「慚愧」とは自身の行いを深く反省する様子を表します。そのため自身の過ちに対して反省しない様子は、「慚愧」とは対義語の関係と言えるでしょう。

ここでは「慚」「愧」それぞれに「無」の漢字をつけた「無慚」と「無愧」を、「慚愧」の対義語として解説します。

その1「無慚」

「無慚(むざん)」とは“罪を犯しても恥じない”こと。「慚」は自身に対して恥じ入ることを表すため、その心がない状態を「無慚」は表すのです。これは仏教では煩悩のひとつされています。

「慚」の念を失った「無慚」は、まさしく「慚愧」の対義語のひとつです。

その2「無愧」

「無愧(むぎ)」も、仏教の煩悩のひとつです。他者に対して自分の過ちを恥じる「愧」が無い「無愧」は“悪事をはたらいても恥ずかしいと思わないこと”を意味します。客観的に反省する様子がなく、世間体や人の思惑を気にしていない状態を指して使う言葉です。

「無愧」も「無慚」同様に、「慚愧」とは反対の状態を示す対義語と言えます。

「慚愧」の英訳は?

image by PIXTA / 27102988

最後に「慚愧」の英語訳についても説明します。

「shame」

「shame」とは“恥”を意味する英単語。とくに悪い行いなどに対する恥ずかしさ、というニュアンスを持っています。「慚愧」のニュアンスを示す場合は、英語ではこの表現がいいでしょう。

また「慚愧に堪えない」という言い回しをしたいときは「feelind deeply ashamed of oneself」などと表現することもできます。この「ashamed」は「shame」の形容詞のひとつであり“(自分の言動などを人に対して)恥じ入る”という意味です。これらの表現で、「慚愧」を英語でも表すことができます。

\次のページで「「慚愧」を使いこなそう」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: