国語言葉の意味

【慣用句】「堰を切る」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

その2「横溢する(おういつする)」

水がみなぎりあふれることを表す言葉です。「縦」の逆方向というイメージが強い「横」ですが、実は「あふれる」という意味も持っています。「溢」も訓読みは「あふれる」で、同じ意味の漢字を重ねて強調している熟語といえますね。

この表現もまた、「気力などがあふれるほどに盛んなこと」を言いたい場合にも用いられますよ。

・昨日の試合では、子供たちのほとばしる汗がまぶしく感じられた。

・改革を担当する役員の勤務開始以来、淀んでいた会社のムードが変わり、社員に活力が横溢するのが感じられるようになった。

「堰を切る」の対義語は?

「堰を切る」と反対の意味を表すにはどうしたらいいでしょうか。

「せき止める」

「流れなどをさえぎって止めること」をいいます。漢字で書くなら「塞き止める」か「塞き止める」。「塞」は一般に「ふさぐ」と読む字です。ここから、「物事を広がらないように食い止める」という意味で使われることもありますよ。

・川をせき止める作業は来月の10日前後に実施されます。

・鶏に広がる感染症が人間界に影響しないようせき止めることが肝要だ。

「堰を切る」の英訳は?

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最後に、「堰を切る」を英語で表す方法を見ていきましょう。

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