「堰を切る」の使い方・例文
「堰を切る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
・割引価格に加えて特別サービス付きのキャンペーンが始まったとあって、開店と同時に大勢の客が堰を切ったように店内になだれ込んだ。
・監督に叱咤され、主将は堰を切ったように泣き出した。
・占い師に優しい言葉をかけられ、経営者の男性は開店以来の苦労話を堰を切って始めた。
・海外での発見が啓示となり、長年停滞していた作業が堰を切ったように進捗し始めた。
1つ目の例文は実際に人が一気に動く様子、2つ目は話、3つ目は涙があふれる状況を表しています。また、「あふれ出る」というニュアンスとは異なりますが、難しい業務が急にはかどり始めたようなケースでも「堰を切る」が使われることがありますよ。
例文からも分かるように、多くの場合に「堰を切ったように」という形で使われるのも特徴です。
「堰を切る」の類義語は?違いは?
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「堰を切る」と似た意味で使える言葉を見ていきましょう。もちろん「あふれる」「勢いよく流れ出る」でもいいのですが、ここではそれ以外の表現を紹介します。
その1「ほとばしる」
「 勢いよく飛び散る、激しく流れ出る、噴き出る」という意味です。漢字で書くなら「迸る」で、この字を使った「迸散(ほうさん)」という熟語も「勢いよく流れ出る」ことを表します。
実際に液体が流れ出る様子をいう場合だけでなく、「感情がほとばしる」のように比喩的に用いられることもある点は「堰を切る」と似ていますね。
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