端的に言えば「下戸の建てたる倉も無し」の意味は「下戸は酒を飲まないから金がたまりそうなものですが、そうかといって蓄えて倉を建てたという話も聞かない」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んです。一緒に「下戸の建てたる倉も無し」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「下戸の建てたる倉も無し」の意味は?
「下戸の建てたる倉も無し」には、次のような意味があります。
酒の飲めない人間は、むだな金を使わないので倉でも建ちそうなものだが、案外そういう話は聞かない。
出典:コトバンク
「下戸の建てたる倉も無し」は酒飲みが下戸をからかって言う言葉で、酒が飲めない下戸は酒代の必要がないが、だからといって財産をつくって蔵を建てるというわけでもないという意味。つまり、酒はほどほどに飲んだ方が良いということです。ちなみに「下戸」は「上戸」の対。
「下戸の建てたる倉も無し」の語源は?
次に「下戸の建てたる倉も無し」の語源を確認しておきましょう。それでは「建」と「倉」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「建」は筆を真っすぐに立てて持った形の文字と、ゆっくりと歩いていく意味を表す文字とを合わせた字。筆を立ててゆっくりと書き運ぶことから、後に「たてる」意味に使われるようになりました。また、「倉」は屋根でおおう意味を表す文字と香ばしい香りのする穀物の意味の音を示す文字とを合わせた字。穀物をしまっておく「くら」の意味を表しますよ。
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