
「鈍い」
「鈍い」は「僕は感覚が鈍いからくすぐられても平気だ」などのように感覚が鋭くない様子を表します。「この子は頭がにぶくて、いくら言って聞かせてもわからない」は「頭(の働き)がにぶい」で慣用的な表現となり、理解が遅いという意味ですよ。「ここまではっきり言ってもわかんないの?にぶいわねえ」の「鈍い」はしばしば日常会話で感動詞的に用いられ、情勢を判断する力に乏しい、察しが悪い、心配りが足りないという意味です。
「Let not victory elate you」
「Let not victory elate you」は「勝って兜の緒を締めよ」という意味です。「Even if you win, don’t let your guard down . That’s what they say let not victory elate you」で「勝っても油断してはだめだよ。勝って兜の緒を締めよと言うからね」、「Let’s keep our heads up. That’s what they say let not victory elate you」で「気を引き締めていこう。勝って兜の緒を締めよと言うからね」と表現することができますよ。
「勝って兜の緒を締めよ」を使いこなそう
この記事では「勝って兜の緒を締めよ」の意味・使い方・類語などを説明しました。「勝って兜の緒を締めよ」は戦いに勝って油断し、兜を脱いだ時に不意に敵が来襲してこないとも限らないので勝っても兜の緒を締め直せ、ということからたとえ成功しても気を許してはいけないという戒めだと解説しましたね。また、油断がならず安心できない様子を表す言葉に「気が置けない」があります。これは「気が置けない」を「安心できない」の意味に解釈した用法で、最近、この誤用例はとても増えてきています。表現の違いを正しく理解しまし適切な表現を心掛けるようにしましょう。