端的に言えば「気が若い」の意味は「年齢の割に考え方が前向きで若々しい」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んです。一緒に「気が若い」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「気が若い」の意味は?
「気が若い」には、次のような意味があります。
年齢のわりに気の持ち方が若い。
出典:コトバンク
「若い」は生まれてから時間がたっていない人間の性質だけを表しますが、「気が若い」は活動的な精神をもっている、積極的な考え方をするという意味です。この場合の「若い」は生気や活力にあふれている様子を表し人間についてのみ用いられますよ。ちなみに「お若い」は挨拶語としてよく用いられ、外見が実年齢に比べて生気があるという意味です。
「気が若い」の語源は?
次に「気が若い」の語源を確認しておきましょう。語源を確認する前に「気が若い」人の特徴を挙げてみますね。「健康状態が良好」「健康管理ができている」「健康診断は異常なし」「健康的な食生活を送っている」「認知機能が低下していない」「適度な運動を実施している」「流行に敏感」「抗加齢対策を行っている」「外見的老化が少ない」「社交性がある」「高齢者とばかり話さない」「変化を恐れない」「主観的」「人と会う機会が多い」などが考えられます。それでは「若」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「若」は言葉を表す「口」と従う意味の音を示す文字とを合わせた字。口で素直に相手に従うことをいう意味を表します。後に「弱」の字と音が同じであったことから、「わかい」の意味に使われるようになりました。
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