
「何の事は無い」を使いこなそう
この記事では「何の事は無い」の意味・使い方・類語などを説明しました。「何の事は無い」は取り立てて問題にするようなことではない様子を表す表現。取り上げる価値がないという意味ですが、客観的にみて価値がないというのではなく、話者の主観的な判断として大問題でないという意味だと解説しましたね。また「何の事は無い」は「取るに足りない」や「つまらない」などに近いですが、「取るに足りない」や「つまらない」は対象が卑小であることにとても客観性があり、主観的な判断による「何でもない」とは異なります。なお「取るに足りない」や「つまらない」に多少みられる侮蔑の暗示は「何でもない」にはありません。暗示されている心理の違いを正しく理解しましょう。