「レッテルを貼る」の使い方・例文
「レッテルを貼る」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.自社の商品であることを示すためにも、レッテルを貼りつける。
2.平日に休暇を取っただけなのに、「祝日でもない平日のこの時間にSNSをするなんて無職だ」とレッテル貼りをされた。
3.自分は仕事で簡単なミスが多いために、ダメな奴だとレッテルを貼りつける。
これらの例文について、1つ1つ詳しく見ていきましょう。例文1は、商品に貼る紙の事を表す例文です。前述でも紹介したように、元々は商品の名称や内容などを書いた紙を、その商品に貼りつける行為の事を「レッテルを貼る」と表現します。
例文2のように、「レッテルを貼る」人というのは、極端な言葉で人を評価する事が多いです。更に、とても些細な事から極端な「レッテル貼り」をすることがあります。例文2では、ただ休みの日にSNSで発言をしただけで、「平日の昼間に書き込みをするなんて無職だ!」と、極端な言葉で決めつけてしまっているのです。
例文3では、「自分自身」に対して「レッテルを貼る」という行為を行っています。「レッテルを貼る」人は、実は自分自身に対してもレッテルを貼りやすいのです。
「レッテルを貼る」の類義語は?違いは?
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「レッテルを貼る」には「商品名や内容が書かれた紙を商品に貼りつける行為」「人物や物事に対して、偏見や先入観だけで評価する行為」という意味がありました。そんな「レッテルを貼る」の類義語についても見ていきましょう。
その1「偏見」
「レッテルを貼る」の類義語には、「偏見」が挙げられます。「偏見」は「へんけん」と読み、「客観的に見て根拠がないのにもかかわらず、偏った見方をすること」という意味。「偏見や先入観だけで評価する行為」という意味を持っている「レッテルを貼る」の類義語と言えます。
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