「筒抜け」の使い方・例文
それでは「筒抜け」の使い方を実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.シェアハウスに越してきたが、壁が薄く、隣の住人が使うパソコンのタイプ音クリック音すら筒抜けで聞こえる。
2.やっつけで誤字脱字がひどいレポートを出したら、先生から怒られ、友達から親にも筒抜けで、どちらからも怒られた。
3.英語のヒアリングテストの上級を受けたが、私のレベルでは音声が右から左に筒抜けただけで少しも内容がわからなかった。
例文1は、音や声などがそのまま漏れ聞こえている、と言う意味でつかわれていますね。
例文2は、秘密や計画など、隠しておきたいことが、他の人に全て漏れてしまっていると言う意味の表現です。例文1と2は日常会話でも良く用いられる使い方ですね。
例文3の「筒抜け」は、とどまらずそのまま通り抜けてしまう、と言う使い方で、話を聞いても頭を通り抜けるだけで理解できなかったり、覚えられない、と言うことを表現するのに使われています。
その1「だだ漏れ」
「だだ漏れ」は「だだもれ」と読みます。日常会話でも良く使われる、比較的身近な言葉ですね。
「だだ」は、接頭語であり、名詞・動詞・形容詞の頭に付して、後に続く言葉を修飾している語句です。「だだ」は程度が並外れて甚だしい、と言う意味を持っています。つまり「だだ漏れ」とは、液体などが容器からとめどなく流れ出ることです。また、情報や様子などが他者に漏れ出て、完全に把握されている、と言う意味でもよく使われます。
それでは「だだ漏れ」の使い方も例文で確かめてみましょう。
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