国語言葉の意味

【慣用句】「首尾よく」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学部卒Webライターがわかりやすく解説!

「首尾よく」の使い方・例文

それでは「首尾よく」の使い方を実際の例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.新しいプロジェクトが始まり初めての仕事だったが、首尾よく成功したことを上司に報告できてほっとした。
2.彼女の作戦のおかげで、今回の試合も首尾よく勝ち進むことができた。
3.英語の試験はちょうど復習しておいた箇所が出て、首尾よく終わらせることができた。

例文の通り「首尾よく」は、物事が順調に運んだり、うまくいくことです。
例文1のように、ビジネスシーンにも使われます。仕事がうまくいったこと、契約などが希望通り締結された時などに使われることが多いでしょう。
例文2は、スポーツや何かしらの対戦などで使われている例です。この場合、作戦や見通しが上手くいったと言う意味合いがあります。
また、例文3の通り、テストの結果などにも用いることができるでしょう。

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ここまで「首尾よく」の意味や語源、使い方について説明してきた。「首尾」は、頭と尾を言い、物事の始まりと終わりを意味している。そこから、最初から最後までうまくいく、つまり物事が都合よく上手くいくと言う意味になったぞ。

「首尾よく」の類義語は?違いは?

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「首尾よく」の類義語には「恙なく」や「とんとん拍子」が挙げられます。

その1「恙なく」

恙なく」の読み方は「つづがなく」です。挨拶などで使われることもあり、耳慣れた言葉ですね。「恙」とは中国語に語源があり、病気などの災難を表します。現在でも「恙なく」で、病気などなく、元気で、と言う意味合いで挨拶に用いられていますね。その他にも、「恙」は、物事を進める上での障害を指すようになり、「恙なく」とは、問題なく、順調である、と言う意味を持つようになりました。

「恙なく行われた」と言う場合には、問題なく、順調に行われた、と言う意味になりますので、「首尾よく」の類義語と言えるでしょう。

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